日本空手道無門会とは
~未来を創造する理想の武道空手道~
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<日本空手道無門会>は東京八王子に総本部をおき、ヨーロッパ、アジア、そして全国に支部をもつ世界組織の空手道団体です。単に攻撃技を競い合うようなスポーツ競技的な空手ではなく、又実戦とはかけ離れた型中心の空手でもなく、無門会空手のアイデンティティーは「完成する理想の空手」なのです。
武道は「矛(攻撃)と盾(受け)」が、互いにぶつかり合うことで自らを発展させるものです。
戦いの実戦性を体感しながら技術を修得し、人間力を高めていきます。 -
<無門会空手>は、現在多くの空手、格闘技が乱立する中で唯一完成する武道を築いた理想の空手道であり、極限の攻撃技と極限の受即攻技の実践、修得を目標としています。
攻撃技より数十倍難しい受即攻技(受け技)の訓練を積んでいくことにより、受けの技術向上が自分の心を変えていきます。子供たちの成長を見ながら思うことですが、受けの厳しい稽古を通して、相手を受け入れる技術(思いやり)の中に芯の強さ(自信)が身についています。受即攻技(受け技)とは人間学です。相手(攻撃)を尊重(認め理解する)し、稽古を通じて自らを向上させる大切さを学んでいきます。
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武道の意義とは己を発展止揚させる事なのです。その武道の極意の世界(「攻撃できない」「攻撃するとやられる」「隙がない」という宮本武蔵、山岡鉄舟が築いた明鏡止水の極意)を空手道で築いたのが<日本空手道無門会>宗主会長の富樫宜資(とがしよしもと)十段です。
※富樫宜資十段についての詳細は、自叙伝「極限の空手道」をご覧ください。
日本空手道無門会
宗主会長 富樫宜資十段
武道教育理念
少年部の稽古は、決して厳しいだけでもなく、又易しいだけでもなく、基本的には、自分の強さは自分で切り開いていく実践力をもってもらいたいと考えています。
個々の少年の性格も力量もそれぞれ大きく違っており、いずれの少年もそれぞれの良い部分があり、それを見出しながら時間をかけて成長させていくことが将来的にも大切です。
その場の現象面だけで判断せず、又目先の結果にとらわれ過ぎず、「人生の土台作り」をしっかり行う事が必要です。
己を磨く事は少年期においてとても大事な事で、それが将来の自分の軸となります。
空手を通じて体の強さ、技の習得を学んでいきながら、生き抜く強さ(精神力)を身につける。
自分が積み重ねてきたものは道(人生)であり、生きていく上で大きな武器となります。
少年部出身の人たちは、進学、就職でも自分の空手道が大いに活きています。
こうして子どもの頃に学んだ体験は、自信となり支えとなります。
万物万象に振り回されるのではなく、そこに在るのは現象的なものではなく、自分の心(捉え方)です。
武道の実践で「行動の価値」を体感しながら、「生き抜く知力、体力、人間力」を高めていければ・・・それが理念であり、道場としての意義であると、心得ています。
現在子供達は、週に1~6回稽古で汗を流しています。
時には楽しみながら、時には歯を食いしばりながら、そして時にはくやしさ、痛さで涙を流す事も・・・対人との葛藤、自分との葛藤と様々な想いを体感しながら成長しています。
勉強、遊び、スポーツ等も勿論大事ですが、武道空手道の世界というのは、また他では得ることのできない人生の基盤となる力を構築してくれます。
わずか週に数時間の稽古時間ですが、この積み重ねが後々大きな力となっていくのです。
子供達が稽古を通じ、自身の能力を高め、すばらしい未来を切り開いて行く事を切に望んでおります。