「戦う」ということ(その意味)

無門会空手は稽古のメソッドに、人生の学ぶべき要素があります。

それは実践により習得出来ていき、生きる力,英知となります。武道の本来の学びは、受動的実践ではなく、能動的実践です。

環境を与えてもらう・・教えてもらうまで待つ・・条件が悪いとやらない・・指導されなければ理解できない・・これらは全て受動的実践です。

受動型では、管理下で指示されないと出来ないようになります。

相反する能動的実践だと、(環境は自分でつくる) (自ら学びに行く) (悪条件でもやれることからやる) (知識,意識を高め、見て聞いて理解できるところまで勉強する)となります。自ら考え実践していく・・それが自己のイノベーションの第一歩です。

ただ、コンフォートゾーン(居心地の良い場所)にいるだけでは、いつの間にか変化を嫌い、無思考(思考停止)人間になってしまいます。思考停止になるのは、クリエイティブな思考(すなわち、能動的実践)がないからです。

 

戦うということは無思考ではいられません。自分の知識,技術,身体を駆使して臨みます。

そこには、自己の様々な葛藤と向き合い、越えていかなければならない現実があります。その能動的実践が、自分のステージを上げてくれるのです。試合(戦い)の意義が、ここにあります。